総医研ＨＤ、今期経常を一転9％増益に上方修正

　総医研ホールディングス <2385> [東証Ｇ] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の連結経常利益は前年同期比7.7％増の9.7億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の7億円→10億円(前期は9.2億円)に42.9％上方修正し、一転して8.7％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の0.7億円→3.7億円(前年同期は2.9億円)に5.2倍増額し、一転して26.2％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比24.0％増の3.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の15.9％→17.9％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第３四半期連結累計期間の連結業績は、化粧品事業における「モイストクリームマスクPro.」を中心とする中国市場向け商品の販売について、前連結会計年度の下期の減速傾向を踏まえた計画を策定しておりましたところ、2021年11月のアリババ・グループの大規模イベント「天猫ダブルイレブン」向けの出荷が堅調に推移したこと等から同事業の売上高が計画超過となったことを主因として、計画を上回る進捗となりました。　2022年６月期通期の連結業績予想につきましては、当第３四半期連結累計期間の進捗状況および当第４四半期連結会計期間の業績見通しを精査した結果、上記のとおり2022年２月10日に公表いたしました予想数値を上回る見通しとなりました。※本資料に記載しております予想数値は、現時点において入手可能な情報に基づき、不確定要素については仮定を置いた上で当社にて作成したものであります。実際の業績数値は、様々な要因により上記数値と異なることがあります。