ＡＳＪ、前期最終を72％上方修正

　ＡＳＪ <2351> [東証Ｇ] が5月10日大引け後(16:15)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の6500万円→1億1200万円(前の期は6200万円)に72.3％上方修正し、増益率が4.8％増→80.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の9600万円→1億4300万円(前年同期は5900万円)に49.0％増額し、増益率が62.7％増→2.4倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期においては、2024年４月施行の「医師の働き方改革」に向けたHR テック推進支援が好調に推移したことにより、売上収益、営業利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益が、当初の予想を上回る結果となりました。また、当社グループは当連結会計年度よりグループ通算制度を適用することといたしました。当該制度を適用することに伴い、繰延税金資産の回収可能性が見込まれる部分について検討を行った結果、当社グループにおいて、将来好調な業績が継続し、課税所得の増加が見込まれることから、繰延税金資産を計上することといたしました。その結果、営業利益と比較して親会社の所有者に帰属する当期利益が増加することとなりました。これらのことから、売上収益は、2,846百万円、営業利益は102百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は112百万円と、前年同期と比較して増収増益を予想しております。