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「デジタルトランスフォーメーション」が1位、官民を挙げてDX投資加速へ<注目テーマ>
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1 デジタルトランスフォーメーション
2 5G
3 SaaS
4 コロナウイルス
5 テレワーク
6 サイバーセキュリティ
7 人工知能
8 システムインテグレーション
9 半導体
10 バイオテクノロジー関連
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「デジタルトランスフォーメーション」が1位となっている。
人工知能(AI)やIoTの普及加速に合わせ、企業もIT武装を積極的に進めねばならない時代が訪れている。デジタル技術を活用して旧来のシステムを刷新し、顧客や社会のニーズに対応した合理的なビジネスモデルを構築する。このIT投資の概念はデジタルトランスフォーメーション(DX)と称され株式市場でも強力な物色テーマとして投資マネーを誘引している。ウィズコロナやアフターコロナ環境で主導権を握る銘柄群として今最も熱いセクターといってよいかもしれない。
2018年5月に経済産業省が立ち上げた「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」で、官民を挙げてのデジタル化投資の重要性が強く認識された。これがDXに向けた本格的な取り組みの第一歩ともいえるが、そこでまとめられた報告書によると、今後数年以内にシステム刷新を集中的に進めないと年間で最大12兆円という経済損失が発生すると試算されていた。経産省はこれを「2025年の崖」と称して強く警鐘を鳴らし、官民を挙げてデジタルシフトが加速する契機となった。そして、もしDX投資の課題がクリアできた場合は、2030年には実質GDPで130兆円超の押し上げ効果が発現するとの試算も開示されている。こうしたなか、ソフト開発やクラウド、AI・IoTソリューションなどを手掛ける企業は、DX投資の担い手として株式市場でも輝きを放ち始めた。
今月下旬、自民党の経済成長戦略本部は政府が7月に決める“骨太の方針”への提言をまとめたが、そのなかで行政のデジタル化推進に向け政府内に新組織を設けるように求めた。民間でも国内ITの双璧である富士通<6702.T>やNEC<6701.T>などが旗振り役となってDX推進の動きが今後加速することが予想される状況にある。
関連銘柄としては富士通、NECや日立製作所<6501.T>、NTTデータ<9613.T>といった大手IT企業のほか、キューブシステム<2335.T>、コムチュア<3844.T>、TDCソフト<4687.T>、アイエックス・ナレッジ<9753.T>、テクノスジャパン<3666.T>、ノムラシステムコーポレーション<3940.T>、ニーズウェル<3992.T>、シーティーエス<4345.T>、AI CROSS<4476.T>、都築電気<8157.T>などに注目したい。
出所:MINKABU PRESS
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