デジアーツが大幅反発、「ｉ－ＦＩＬＴＥＲ」好調で１７年３月期業績・配当予想を上方修正

　デジタルアーツ<2326.T>が大幅反発。２３日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を４６億円から５０億円（前期比２５．０％増）へ、営業利益を１４億円から１７億円（同６９．０％増）へ、純利益を８億７０００万円から１０億５０００万円（同９２．７％増）へ上方修正したことが好感されている。

　上方修正は、官公庁向け「ｉ－ＦＩＬＴＥＲ」の大規模新規案件を獲得したことが寄与した。また、総務省が求める自治体情報セキュリティー対策の抜本的強化に関する指針を受けて、各都道府県や市区町村のネットセキュリティー強化対策が実施され、「ｉ－ＦＩＬＴＥＲ」シリーズや「ｍ－ＦＩＬＴＥＲ」シリーズの売り上げが好調に推移したことも貢献した。

　なお、業績予想の修正に伴い、従来１０円を予定していた期末配当について、４円増額して１４円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。年間配当は２４円（従来予想２０円）となり、前期実績の１５円に対しては９円の増配となる予定だ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）