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CAICAD Research Memo(7):「金融サービス事業」の抜本的な構造改革に取り組む方針

配信元:フィスコ
投稿:2023/07/13 12:07
*12:07JST CAICAD Research Memo(7):「金融サービス事業」の抜本的な構造改革に取り組む方針 ■業績見通し

1. 2023年10月期の業績予想
2023年10月期の連結業績についてCAICA DIGITAL<2315>は、先行き不透明な外部環境を踏まえ、現時点で非開示としている。特に「金融サービス事業」については、経済情勢や金融市場、暗号資産市場環境の影響を大きく受けることから、合理的な業績予想を行うことが困難であると判断した。

2. 取り組み方針
同社は、暗号資産市場が不透明な状況にあるなかで、徹底したコスト削減(損益分岐点の引き下げ)に取り組むとともに、NFT市場の拡大やWeb3化の加速を見据え、「金融サービス事業」の抜本的な構造改革を進める方針である。各事業の取り組み方針は以下のとおり。

(1) ITサービス事業
引き続き大手Sler等の既存顧客からの受注拡大に加え、一次請け比率の向上を目指す。

(2) 金融サービス事業
1) 引き続きWeb3事業を推進するとともに、2) カイカエクスチェンジ(Zaif)では、相場による影響を受けにくいストック型の自動売買サービスの推進や、Web3領域におけるユーティリティ性の高いコインの新規取り扱いを目指す一方、暗号資産FXサービスを終了し、サービス維持コストの圧縮を図る。3) カイカキャピタルについては、レンディングサービスの拡大と自己投融資の強化を目指す。4) カイカ証券は早期に既存商品を終了させ、業態転換を図る方針だ。

3. 弊社の見方
弊社では、業績の足を引っ張っている「金融サービス事業」の回復度合いが通期業績にも大きく影響すると見ている。暗号資産市場の取引高低迷が続くことを前提とすれば、Web3事業における新たな収益の柱が育つまでの間、「金融サービス事業」は厳しい状況に置かれる可能性がある。したがって、今できることは選択と集中により、いかに固定費の削減を図るとともに、ストック型収益を積み上げ、ブレイクイーブンの状況に近づけていくのかにある。一方、好調な「ITサービス事業」は受注残が順調に積み上がっていることから、少なくても前期並みの業績水準(売上高5,240百万円、セグメント利益775百万円)を確保することは可能ではないかと見ている。したがって、年度後半に向けて、「金融サービス事業」のコスト削減と「ITサービス事業」の追い上げにより、全体でどの程度の収益改善が進むのかが最大の注目点となろう。ひとつの考え方として、第4四半期に収支トントン(四半期ベース)の状況が見えてくれば、来期黒字化の可能性も高まってくるとのシナリオも成り立つ。Web3事業の拡大に向けては、法人顧客とのパイプを持つ凸版印刷との連携に期待したい。今期中に具体的な成果が上がってくれば、来期以降の事業拡大に弾みがつくものと見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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配信元: フィスコ
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