シミックＨＤが株式交換によるＪＣＬバイオの完全子会社化を発表

　シミックホールディングス<2309.T>がこの日の取引終了後、株式交換によりＪＣＬバイオアッセイ<2190.T>を完全子会社化すると発表した。両社は１３年５月に品質保証およびバイオアナリシス分野における資本業務提携契約を締結して以降、関係を深め、今年２月にはシミックＨＤがＪＣＬバイオを持ち分法適用会社化している。今回、シミックＨＤがＪＣＬを完全子会社化することで、シミックグループの医薬品分析に関わるＣＲＯ業務は国内最大の事業体となり、新薬やジェネリック医薬品開発に伴う事業機会の増加、設備稼働率や生産性の向上による業務効率化などが期待できる一方、ＪＣＬバイオにとっては、シミックグループのグローバルなネットワーク・人材・経営ノウハウなどを有効活用することで、国内事業でより効率的な事業展開が可能となり、米国バイオアナリシス受託事業においても成長が期待できるという。
　なお、株式交換はＪＣＬバイオ株式１株に対して、シミックＨＤ株式０．２９株を割り当て交付するとし、効力発生日は３月１日。これに伴いＪＣＬバイオは２月２５日付で上場廃止となる。
　同時にシミックＨＤは自社株取得枠の設定を発表した。３０万株（発行済み株式数の１．６７％）、４億５０００万円を上限としており、取得期間は１１月１８日から来年２月２０日まで。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）