ヤクルトは売られる、通期業績予想増額もコンセンサス下回る

　ヤクルト本社<2267.T>は後場終盤になって値を崩す展開となった。同社は１０日午後２時２０分、１８年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を３９８０億円から４０２５億円（前期比６．４％増）へ、営業利益を４００億円から４１５億円（同１１．３％増）へ、最終利益を３０５億円から３１５億円（同４．５％増）へそれぞれ増額した。
　
　乳酸菌飲料が国内外で好調で収益を牽引、会社側の当初想定を上回る見込み。ただ、株価は好業績を事前に織り込んでおり、増額修正も市場コンセンサスには届かず利益確定売りを誘発する格好となった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）