日糧パン、非開示だった今期経常は横ばい、未定だった配当は15円実施

　日糧製パン <2218> [札証] が7月29日後場(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.1倍の4600万円に急拡大した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は経常利益が前期比0.0％の1億円と横ばい見通しを示した。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は15円(前期は15円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の0.2％→1.0％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績見通しにつきましては、新型コロナウイルスによる影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報をもとに業績予想を算定、公表することといたしました。売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による経済への悪影響から、消費者の節約志向はさらに強まることが予想され減収を見込んでおりますが、利益面では、全社を挙げて内部管理を強化しコスト低減を推し進め、前期並みとなる見通しです。また、当期純利益は、前期比39.8％を予想しておりますが、これは前期にデリカ工場新設等に伴う補助金を特別利益に計上したことによるものです。

　　当社の配当の基本方針は、確実に収益を確保できるよう経営基盤と財務体質の強化に努め、永続的な企業の成長をめざし、安定した配当を継続することとしております。2020 年５月14日に公表しました「2020 年３月期決算短信〔日本基準〕（非連結）」において、2021 年３月期配当予想を未定としておりましたが、当社の配当方針と、上記の2021 年３月期通期業績予想に基づき、前期と同じく期末配当を１株当たり15 円とする予定です。※本資料に記載されている業績予想に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる場合があります。