クックパッドが６月末で１対２の株式分割、今期は営業利益４０％増を目指す

　料理レシピ投稿サイト運営のクックパッドが１１日引け後に、６月３０日最終の株主名簿に記載された株主の所有株式１株につき、２株の割合をもって分割すると発表した。投資単位あたりの金額を引き下げ、長期的に流動性の向上と投資家層の拡大を図るため。基準日は６月３０日で効力発生日は７月１日。

　同時に、１１年４月期単体業績予想を発表。売上高３２億５２００万円（前期比４７．３％増）、営業利益１４億８６００万円（同３９．６％増）、純利益７億７００万円（同２４．７％増）を見込む。マーケティング支援事業は、引き続き、既存顧客に対しレシピを活用したマーケティング提案を行う。会員事業では既存利用者の満足度向上を目指すとしている。

　１０年４月期決算は、売上高２２億７００万円（前期比２倍）、営業利益１０億６４００万円（同２．６倍）、純利益５億６７００万円（同２．４倍）だった。期末配当は無配を予定していたが、株主還元策として会社設立以来初となる配当５円を実施するとした。今期の配当については、未定としている。

　１１日終値は３５０円高の８８００円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社