中広、今期経常を一転79％減益に下方修正

　中広 <2139> が10月4日大引け後(16:50)に業績修正を発表。20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億5000万円→1500万円(前期は7300万円)に90.0％下方修正し、一転して79.5％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の経常損益も従来予想の5200万円の黒字→8600万円の赤字(前年同期は1600万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年３月期第２四半期累計期間（2019年４月１日～2019年９月30日）　2020年３月期第２四半期累計期間においては、地方広告主による広告宣伝費の抑制傾向や、都市部を中心とした安価なネット広告へのシフトなどに加え、当社の社員採用が計画を下回っていることによる営業リソースの不足等の影響により、主力製品であるハッピーメディア『地域みっちゃく生活情報誌(R)』など自社媒体の売上が過半の営業拠点において当初の想定を大幅に下回りました。また、広告ＳＰ事業など自社媒体以外の売上についても当初想定を下回ったことから、売上高は当初予想を4.8%下回る結果となりました。　利益面につきましては、自社媒体にかかる売上高の減少がそのまま売上総利益の減少となることに加え、印刷用紙代上昇の影響等により原価が上昇傾向にあることから、販売費及び一般管理費は想定を下回ったものの、営業利益は赤字に転じる見込みとなりました。　2020年３月期通期（2019年４月１日～2020年３月31日）　通期業績予想については、地方広告業を取り巻く外部環境の大きな改善は見込みにくいことから、下期も上期と同様に前年同期比での売上高の減少を見込んでいます。一方、利益面に関しては、本年４月に６県６版発行となった高校生向け就職応援本「Start!」（年二回発行）など自社媒体の拡大や今下半期における創刊予定の自社媒体、及び前期から継続している拠点集約化による販売費及び一般管理費の抑制などの利益回復施策により上半期末には収益力の回復が見られていることから、上期収益の減額分を踏まえた通期予想に修正いたします。　また、９月６日に開示しております第３四半期からの連結決算移行に伴う通期連結業績予想につきましては、第３四半期決算短信の開示にあわせて行うことを予定しております。（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。