大気社、非開示だった今期経常は25％減益、未定だった配当は10円減配

　大氣社 <1979> が8月11日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.9％減の9.9億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比25.0％減の120億円に減る見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比49.2％減の39億円に落ち込む見通しを示した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を30円(前年同期は30円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も60円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の90円に減配となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.0％→2.5％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による事業活動への影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績予想を算定いたしましたので、お知らせいたします。　連結については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、設備投資の減少、更新の見合わせなどを主たる要因として、当社グループの受注減が見込まれ、さらに施工活動の制限などにより売上高への影響は大きいものとなっております。このため、新型コロナウイルス感染症拡大による事業活動への影響は緩やかに収束に向かうと想定しておりますが、その影響は2021年３月期末まで継続することを前提として、業績予想を算定いたしました。　個別についても上記と同様の前提により、算定しております。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、実際の業績は新型コロナウイルス感染症の動向等、様々な要因により変動する可能性があります。

　　当社は、利益配当金による株主の皆様への利益還元を最重要施策のひとつとして考え、連結配当性向35％を目標とし、かつ、安定的な配当を実施していくことを基本方針としております。　2021年３月期の年間配当金につきましては、業績及び上記の配当方針を総合的に勘案した結果、１株当たり90円とさせていただく予定であります。