確かに、あの！耐震偽装より、事態は深刻である(なんとなれば、あの時はほぼ補修で改善できた。今回は4棟すべてが建て替え)。
一次元請である当社の責任は逃れられないところだし、仮に被害者ぶったとしても「管理がなっていない」と逆にねじ込まれることは目に見えている。
もちろん、杭施工した会社に非があるのだが、それだけで済むのか…仮に取り壊し→建て直しの費用プラスその期間の居住費用などを考えると、一軒当たり億の金は必至。しかも全持ち出し…金だけで済む問題ではないが、数年にわたって、当社の利益をむしばむことは火を見るよりも明らかだ。

だが、当方は「買い」としている。理由は、今後建てるマンション等の品質が向上する=もう二度と失敗はしない　という、別の意味の「信頼回復」に全社的に取り組むからである。もちろん、やらかした会社との関係もなくなり、まともにできる会社に仕事を振るはず。たったそれだけで、信頼性は増す。たまたま一部上場の関連会社だったからこんなことになっているが、大半の施工実績で、偽装やめちゃくちゃなことになっているとは到底信じがたい。
つまり、上物(実際の建物)に対する不信ではないのだから、立ち直りも早いはず。実際のはなし、『知ったら終い』であり、今から更なる悪材料が出るとは思えない。まあ、もし出てきたら、即座に損切り、ですな。