不動テトラ、今期経常を24％上方修正、配当も5円増額

　不動テトラ <1813> が2月8日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.1％減の35.8億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の33.5億円→41.5億円(前期は44億円)に23.9％上方修正し、減益率が24.0％減→5.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14億円→22億円(前年同期は20.7億円)に56.9％増額し、一転して6.3％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の55円→60円(前期は55円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比27.0％増の16.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.0％→7.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、ブロック事業では増収となるものの、主に土木事業での受注の遅れから、公表値を1,000百万円下回り72,000百万円となる見込みです。　営業利益につきましては、土木事業及び地盤改良事業共に、期首手持ち工事を中心に工事採算性が改善していることやブロック事業での増収から、公表値を600百万円上回り4,000百万円となる見込みです。　経常利益につきましては、保険関係の営業外収入の増加が加わり公表値を800百万円上回る4,150百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては2,500百万円となる見込みです。

　　業績予想の上方修正に伴い、当期の配当予想につきましても、普通株式１株当たり55円を予想しておりましたが、これを５円増配し60円といたします。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。