銭高組、今期経常を27％上方修正、未定だった配当は100円実施

　錢高組 <1811> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比8.5％減の54.2億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の48億円→61億円(前期は69.6億円)に27.1％上方修正し、減益率が31.0％減→12.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の19.5億円→32.5億円(前年同期は29.6億円)に66.6％増額し、一転して9.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は100円(前期は100円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比33.1％増の25.7億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.4％→5.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（個別業績予想）　　売上高につきましては前回予想を15億円上回り、追加工事等による工事採算の改善もあり、営業利益は12億円、経常　利益は13億円、当期純利益は7億円、前回予想よりそれぞれ増加する見通しとなりました。（連結業績予想）　　連結業績予想につきましては、主に個別業績予想の修正に伴うものです。

　　2020年３月期の配当につきましては、前回予想において未定としておりましたが、上記業績予想および今後の経営環境を総合的に勘案して、１株当たり50円の普通配当に50円の特別配当を加えて100円の配当を実施させていただく予定です。（注）業績予想および配当予想につきましては、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提　　　に基づいており、実際の業績および配当は様々な要因により予想値と異なる可能性があり、将来の業績および配当を　　　保証するものではありません。