銭高組、今期経常を36％上方修正、未定だった配当は50円実施

　錢高組 <1811> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.4％増の59.3億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の47億円→64億円(前期は74.3億円)に36.2％上方修正し、減益率が36.8％減→14.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7億円→24億円(前年同期は29.9億円)に3.4倍増額し、減益率が76.5％減→19.8％減に縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は50円(前期は100円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の19.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.9％→4.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（個別業績予想）　　売上高につきましては、国内建設工事の完工高の増加により前回予想を33億円上回り、工事採算の改善もあり、営業　利益は11億円、経常利益は17億円、当期純利益は８億円、前回予想よりそれぞれ増加する見通しとなりました。（連結業績予想）　　連結業績予想につきましては、主に個別業績予想の修正に伴うものです。

　　平成31年３月期の配当につきましては、前回予想において未定としておりましたが、今後の経営環境を総合的に勘案し、１株あたり、50円の配当を実施させていただく予定です。（注）業績予想および配当予想につきましては、当社が現在入手している情報および合理的である判断する一定の前提に　　　基づいており、実際の業績および配当は様々な要因により予想値と異なる可能性があり、将来の業績および配当を保　　　証するものではありません。