日本乾溜工、前期経常を32％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　日本乾溜工業 <1771> [福証] が10月27日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年9月期の連結経常利益を従来予想の10.5億円→13.9億円(前の期は9.5億円)に32.4％上方修正し、増益率が10.2％増→45.9％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.3億円の赤字→2.1億円の黒字(前年同期は1.3億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、59.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→12円(前の期は10円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、おおむね予想どおりとなる見込みであります。　利益面につきましては、工事において原価管理や工程管理の徹底ができたことにより収益性が向上し、売上総利益が増加したことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みであります。

　　2021年9月期の業績予想を踏まえ、2021年9月期の期末配当金につきましては、１株当たり10円から12円に増配することといたしました。　向後も安定的な経営基盤の確保により安定的な株主配当の継続に努めてまいります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後発生する様々な要因により予想数値と異なる場合があります。