麻生フオーム、今期経常を74％上方修正、配当も5円増額

　麻生フオームクリート <1730> [ＪＱ] が2月3日後場(14:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常損益(非連結)は2億3200万円の黒字(前年同期はトントン)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1億1500万円→2億円(前期は6900万円)に73.9％上方修正し、増益率が66.7％増→2.9倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の7900万円→1億6400万円(前年同期は1億0800万円)に2.1倍増額し、一転して51.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比5.0倍の1億9600万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.6％→12.5％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期売上高につきましては、受注及び施工が順調に推移していることから、前回予想と同じ4,700百万円となる見込みであります。　利益につきましては、上期からずれ込んだ工事の施工対応が加わったため第３四半期の工事施工が超繁忙となり、また工期短縮など施工効率の向上に取組んだ結果、第３四半期累計期間の利益が見込んでいた利益を大幅に上回ったことから、前回予想より増加見込みでありますが、今後受注確保のため価格競争が激化すると思われ、また人件費や資材費が高止まりする中採算悪化が見込まれることから、営業利益190百万円、経常利益200百万円、当期純利益140百万円となる見込みであります。