ミライトＨＤ、今期経常を4％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　ミライト・ホールディングス <1417> が11月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比38.7％増の77.4億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の233億円→243億円(前期は232億円)に4.3％上方修正し、増益率が0.4％増→4.7％増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比6.1％減の165億円に減る計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→45円(前期は40円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比33.8％増の51.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.8％→4.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　前回発表予想数値につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない状況下において、業績への影響を合理的に算定することが困難であると判断し、2019年度の業績を維持することを目標としておりましたが、上期業績が堅調に推移していることに加え、今後も５Ｇサービスの拡大や、テレワーク・在宅勤務の浸透により通信設備増強に関する需要が増加することが見込まれることから、受注高4,500億円（前期比0.8％増）、売上高 4,450億円（前期比0.9％増）、営業利益 230億円（前期比4.6％増）、経常利益 243億円（前期比4.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益160億円（前期比5.1％増）と前回発表予想（2020年5月8日公表）を上方修正いたします。

　当社は、株主に対する利益還元につきましては、経営の最重要課題のひとつとして位置付けており、安定配当の継続、健全な財務体質の維持ならびに資本効率の向上等も視野に入れて決定することを基本方針としております。　これに加え、本年10月には創立10周年を迎え、株主の皆様の長らくのご支援に感謝するとともに、最近の業績動向等を総合的に勘案した結果、当第２四半期末の剰余金の配当及び期末の配当予想を１株当たり２円50銭それぞれ増配して22円50銭とし、年間配当金を45円にすることといたしました。　これに伴い、当期の配当予想を上記のとおり修正することといたします。