<動意株・1日>(前引け)=摂津製油、ソフトフロント、アークコア

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/12/01 12:01
 摂津製油<2611.T>=前日比80円ストップ高。3月19日につけた年初来高値369円を大きく上回っている。同社はきょう、ノロウイルスに対して不活化効果のある「殺ノロウイルス組成物」で特許を取得したと発表。これが材料視されているようだ。この特許は大阪府立大学との共同研究成果。従来のノロウイルス代替えネコカリシウイルスを用いた効果の確認に加え、実際のノロウイルスを用いた遺伝子レベルでのRT-PCR法におり効果を確認しているという。

 ソフトフロント<2321.T>=急伸。この日10時ごろに、飛躍的な高音質を実現するメディア通信技術を開発したと発表しており、今後の業績への貢献などを期待した買いが入っている。今回開発したのは、新たなVoIP通信方式の「REAFSVC(りーふす ぶいしー)」。有線ネットワークを対象としたこれまでのVoIP技術に対して、携帯電話や無線LANなどのモバイルネットワークに最適化して高い品質を実現したとしており、あわせてREAFSVCをさまざまなアプリや機器へ搭載可能にする音声通信エンジン「REAFSVC embedded Audio Engine」の提供をきょうから開始するとした。

 アークコア<3384.NG>=ストップ高カイ気配。同社は11月30日の取引終了後、16年2月期の期末一括配当予想を従来予想の3円(前期実績12円)から10円に引き上げ、株主優待制度を導入することを発表、これを好感する動き。株主優待制度については2月末の株主に対して100株以上300株未満でクオカード1000円分、300株以上で3500円分のクオカードを贈呈する。加えて17年2月期から2021年2月期までの中期経営計画「STEP OUT 2016」も発表した。バイク事業は堅持しながら、アークコアライフにおけるフィットネス事業の開始、そしてこの2つの事業とは別にさらにもうひとつ異業種の事業への進出を検討、準備する方針で、16年2月期売上高35億1900万円予想から17年2月期に売上高35億7700万円へ、21年2月期に売上高52億9000万円を見込んでいる。

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出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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