【買い】キッコーマン(2801):北米が牽引。欧州アジアでも成長見込む=GLA小池麻千子

投稿:2015/11/27 22:21

北米が牽引。欧州アジアでも成長見込む

しょうゆ最大手でシェア約3割。北米が利益柱に成長。デルモンテ加工食品のアジア商標権所有。

海外の和食ブームも手伝って、北米で安定成長、そして欧州でも伸びている状態で円安が業績の追い風となっています。
海外売上比率は約55%、一方海外営業利益比率は81%(2015年3月期)と海外営業利益比率が高く、特に北米が約7割を占めています。
海外売上の中期的目標は2584億円(2015年3月期は2039億円、全体売上4400億円)とし、
北米では安定的な需要がみこまれることから今後年平均4%の売上高成長をする目標を立てています。欧州・アジアでは10%成長を見込んでいます。
原料高は想定内とし、利益率、資産効率、資本効率の向上を図ります。

2016年3月期第1-2四半期の業績は、売上高が13.4%増の2027億7400万円、営業利益が37.8%増の169億3900万円、経常利益が35.9%増の159億5700万円、四半期純利益が34.7%増の104億8500万円と増収増益で着地。
併せて通期予想を上方修正しています。
売上高は9.1%増の4050億円、営業利益が23.0%増の312億円、経常利益が19.8%増の292億円(当初計画:6.7%増の260億円)、当期純利益が24.2%増の191億円の見通しとなりました。

また、機動的自己株式取得を中期計画に盛り込んでおり、配当性向を30%を目途としていることなど、株主還元に前向きです。
小池麻千子
グローバルリンクアドバイザーズ 株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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