岩崎電気<6924>=大幅反発。
きょう付の朝日新聞で「政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた」と報じられたことを受けて、LED照明への買い替えで恩恵を受けるとの思惑が働いているようだ。白熱灯と蛍光灯の製造・輸入ができなくなれば、国内在庫がなくなった時点で、LED照明への置き換えが急速に進むことになる。特に蛍光灯に関しては、電球ほどにはLED化が進んでいないことから、置き換え需要は大きいとみられている。
ユナイテッド<2497>=7日続伸。
同社は25日、イスラエルのAppsFlyer(アップスフライヤー)と提携し、モバイル広告効果測定プラットフォーム「AppsFlyer」の取り扱いを開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。AppsFlyerは現在、世界各国5000社以上の企業で活用されており、年間20億ドル以上のモバイル広告費、月間5億件以上のモバイルアプリ・インストール数を対象に効果測定を行っている。
ネオス
<3627>=後場上げ幅拡大。
同社は前引け後に、ビジネスに必要なファイルの共有やチャットなどを簡単・安全に行うことができる、法人向けチャットサービス「SMART Message」を開発したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。「SMART Message」はOfficeドキュメントやPDFファイルの送受信機能に加え、社内ファイルサーバーなどセキュアな環境下での資料の共有、通信やクラウド上のファイルの暗号化、ファイル種別ごとの利用可否、IPアドレスやモバイルの利用制限などの管理機能を搭載している。
青山財産ネットワークス<8929>=大幅反発。
同社は25日の取引終了後、15年12月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の98億5000万円から130億円(前期比39.7%増)へ上方修正したことが好感されている。財産コンサルティングが堅調に推移したことに加えて、不動産取引でも不動産共同所有システム「ADVANTAGE CLUB」を組成したことなどが寄与したという。ただ、販売用不動産の仕入れ価格の上昇や、積極的な人材採用による人件費の増加などを考慮し、営業利益は4億6000万円(同3.4%増)、純利益は4億円(同10.5%増)の従来予想を据え置いている。
サックスバー ホールディングス<9990>=大幅高で5日続伸。
いちよし経済研究所は25日、同社株のレーティングを「B」から「A」に引き上げた。目標株価は2400円から2800円に見直している。プライベートブランド(PB)やナショナルプライベートブランド(NPB)の売り上げ構成比の上昇により18年3月期以降の営業利益予想を引き上げた。また、イタリアの本革の高級バッグブランド「オロビアンコ」の国内販売権を獲得するなど、同社が独占的に販売できるブランドの増加により、商品面の差別化と粗利益率の改善が見込まれることなどを評価している。
ワイヤレスゲート<9419>=大幅高。
いちよし経済研究所では同社株のレーティング「A」を継続、フェアバリューを4200円から3000円に引き下げるとのリポートをリリース。アナリストは「独自のWi-Fiサービスの提供による成長期待は変わらない」と高く評価しているが、公衆無線LANサービス会員数が緩やかに減少しているという。アナリストは同社の2015年12月期の業績予想を下方修正、会社側が10月15日に発表した計画水準まで引き下げるとしている。