<株式トピックス>
ベテランの市場関係者のあいだでは、「28年前のNTT<9432>上場に比べると郵政3社への個人投資家の関心は盛り上がりに欠ける」との前評判が多かっただけに、人気沸騰といっても過言ではない3社の株価推移には多くの市場関係者が驚いたようだ。
とくに、かんぽ生命保険<7181>の強烈な人気ぶりは異彩を放っていた。その背景には売り出し株式数の少なさがある。
今回の売り出し株数は、日本郵政が4億9500万株、ゆうちょ銀行が4億1244万株なのに比べ、てかんぽ生命は6600万株と極端に少ない。3社同時上場といっても、当然個別企業ごとに売り出しを実施したが、3社を最低単位の100株ずつセットで購入しても投資資金が50万5000円と比較的手頃なこともあり、3社一括で購入したいという希望者が増え、当初は証券会社も3社一括で受け付けていた。ところが当然のことながら、もともと株数の少ないかんぽ生命は“品薄状態”となり、抽選の倍率が10倍を超えて“プラチナペーパー化”していた。
かんぽ生命は、公開価格と同じ2200円カイ気配でスタート。その後も買い人気が旺盛で、徐々に気配値を切り上げる展開となっていたが、午前10時6分に公開価格を729円(33.1%)上回る2929円で初値をつけた。そして、初値形成後にも買い人気は増すばかりで、終値では3430円(55.9%)まで買い進まれストップ高となった。
ただ、当然ながら株価が公開価格の2200円から3430円に急騰したことで、配当利回りは1.6%台に急低下し、PBRは1倍超えとなってしまっている。
とくに、かんぽ生命保険<7181>の強烈な人気ぶりは異彩を放っていた。その背景には売り出し株式数の少なさがある。
今回の売り出し株数は、日本郵政が4億9500万株、ゆうちょ銀行が4億1244万株なのに比べ、てかんぽ生命は6600万株と極端に少ない。3社同時上場といっても、当然個別企業ごとに売り出しを実施したが、3社を最低単位の100株ずつセットで購入しても投資資金が50万5000円と比較的手頃なこともあり、3社一括で購入したいという希望者が増え、当初は証券会社も3社一括で受け付けていた。ところが当然のことながら、もともと株数の少ないかんぽ生命は“品薄状態”となり、抽選の倍率が10倍を超えて“プラチナペーパー化”していた。
かんぽ生命は、公開価格と同じ2200円カイ気配でスタート。その後も買い人気が旺盛で、徐々に気配値を切り上げる展開となっていたが、午前10時6分に公開価格を729円(33.1%)上回る2929円で初値をつけた。そして、初値形成後にも買い人気は増すばかりで、終値では3430円(55.9%)まで買い進まれストップ高となった。
ただ、当然ながら株価が公開価格の2200円から3430円に急騰したことで、配当利回りは1.6%台に急低下し、PBRは1倍超えとなってしまっている。