クミアイ化が反発、上値の関門1000円突破を目指す展開に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/10/20 13:00
 クミアイ化学工業<4996.T>が3日ぶり反発、滞留出来高が多く上値のフシとなっている1000円大台近辺での攻防が続いている。TPP合意で国内農業の競争力強化に安倍政権は積極的に取り組む構えをみせているが、そのなか、国際的にも優位性を持つ日本の農薬メーカーの商品競争力の高さが注目されている。同社は強みとするピロキサスルホン(畑作用除草剤)の海外での需要取り込みが進んでいる。2011年から販売をスタートし、現在は国内以外では海外5カ国で発売されているが、「他社製品と比べ耐性の強い雑草も駆除できるうえ、畑作物の適用範囲も幅広く、販売地域も漸増傾向をたどることが予想される」(市場関係者)と指摘されている。直近はイハラケミカル工業<4989.T>の株式の保有割合を増やすなど資本関係を強め、共同での研究開発体制も強化、世界を相手にした農薬市場の開拓が同社の中期的な成長期待につながっている。

クミアイ化の株価は12時52分現在994円(△26円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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