原油安の恩恵を享受
同社は、半導体・液晶に使われるフッ素系特殊ガスに強みを持ち、フッ素系精密化学品・鉄系精密化学品・基礎化学品事業を展開している化学メーカーです。
代表的な半導体・液晶用材料の「三フッ素窒素」などの特殊ガス、リチウムイオン電池材料の「六フッ化リン酸リチウム」などの精密化学品を製造しているほか、基礎化学品部門である漂白剤、化学調味料などの原料を製造するなど幅広い分野を扱っています。
2015年3月期第3四半期の業績は、売上高2.8%増の272億6100万円、営業利益が127.0%増の25億4400万円、経常利益が89.9%増の27億2000万円、四半期純利益が128.4%増の25億8000万円と大幅増益となりました。
通期予想では、売上高3.4%増の378億円、営業利益が169.7%増の41億円、経常利益が131.0%増の41億円、当期純利益が219.1%増の38億円の見通しです。
主力製品であるフッ素系特殊ガスは、進む半導体チップの高密度化を背景に、販売数量の増加と年初からの価格修正による採算改善により、前年同期に比べ増収となり、業績全体を牽引しました。精密化学品事業部門の売上高は8.7%増加し、174億2600万円となりました。
円安による原材料価格の上昇はあるものの、化学工業は原油価格の下落に伴い原燃料費用が低下しており、原油安の恩恵を享受しています。また、大型のリチウムイオン電池が搭載されているハイブリッド車や電気自動車の生産増大も追い風となって業績の拡大を期待できると思います。
代表的な半導体・液晶用材料の「三フッ素窒素」などの特殊ガス、リチウムイオン電池材料の「六フッ化リン酸リチウム」などの精密化学品を製造しているほか、基礎化学品部門である漂白剤、化学調味料などの原料を製造するなど幅広い分野を扱っています。
2015年3月期第3四半期の業績は、売上高2.8%増の272億6100万円、営業利益が127.0%増の25億4400万円、経常利益が89.9%増の27億2000万円、四半期純利益が128.4%増の25億8000万円と大幅増益となりました。
通期予想では、売上高3.4%増の378億円、営業利益が169.7%増の41億円、経常利益が131.0%増の41億円、当期純利益が219.1%増の38億円の見通しです。
主力製品であるフッ素系特殊ガスは、進む半導体チップの高密度化を背景に、販売数量の増加と年初からの価格修正による採算改善により、前年同期に比べ増収となり、業績全体を牽引しました。精密化学品事業部門の売上高は8.7%増加し、174億2600万円となりました。
円安による原材料価格の上昇はあるものの、化学工業は原油価格の下落に伴い原燃料費用が低下しており、原油安の恩恵を享受しています。また、大型のリチウムイオン電池が搭載されているハイブリッド車や電気自動車の生産増大も追い風となって業績の拡大を期待できると思います。