【買い】日本電信電話 (9432):新中期経営戦略への評価で株価上昇も、まだ割高感ない。ディフェンシブ銘柄として期待=GLA小池麻千子

投稿:2015/07/26 08:39

新中期経営戦略への評価で株価上昇も、まだ割高感ない。ディフェンシブ銘柄として期待

国内通信最大手。携帯電話でも圧倒的シェアを誇り長距離・国際電話も拡大。海外ビジネスの展開、コスト削減に意欲的。

同社は5月15日に新中期経営戦略「新たなステージをめざして2.0」を発表。2018年3月期にEPSを700円以上(2015年3月期実績473.7円)、連結営業利益1.4兆円を目指すとしています。海外事業を拡大し(海外売上高/営業利益を220億ドル/15億ドルとする)、設備投資の効率で2015年3月期比2000億円以上の節約、また、2015年3月期比で6000億円以上のコスト削減をするとあります。

この積極的な計画を好感し、株価は緩やかに上昇を続けていますが、実績PBRは1.1倍であり、2016年3月期の予想PERは15.7倍と、まだ割高感はありません。

ちなみに2016年通期計画は、営業収益2.3%増の11兆3500億円、営業利益が10.6%増の1兆2000億円、税引き前利益が10.6%増の1兆1800億円、当期純利益が21.6%増の6300億円と増収増益。年間配当金も20円増の200円とする方針です。同社は配当性向を30%以上維持するなど株主還元にも前向きです。

市場が軟調な中でも上昇を続けており、引き続きディフェンシブ銘柄として期待出来ると思います。
小池麻千子
グローバルリンクアドバイザーズ 株式アナリスト
配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
156.9
(12/03)
+1.7
(+1.09%)