都心でのオフィス需要が堅調
オフィス仲介大手の三鬼商事が12日にホームページで公表した、5月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビル空室率は、前月比0.17ポイント減の5.17%と低下(改善)した。
4月は大規模ビルの竣工により、1年10カ月ぶりに空室率が上昇(悪化)したが、5月に入りテナントの成約が進んだことで、再び低下しはじめ、都心でのオフィス需要の底堅さがうかがわれる。
5月の同地域のオフィスビル平均賃料は、前月比0.37%増の1万7320円(1坪当たり)と1年5カ月連続で上昇をみせ、直近の底値(2013年12月)から6.9%の上昇となっている。
ダイビル<8806>は、前期末竣工の新ダイビル、昨年12月取得のベトナム・ホーチミン市のオフィスビルが通期で業績に上乗せされる。また、3月取得の秋葉原ダイビル隣地469平方メートルは3年内に再開発着手の予定。
京阪神ビルディング<8818>は、4月取得の東京・渋谷の一棟貸しオフィスビル「代々木公園ビル」が上乗せされる。京都の商業施設など既存の「四条河原町ビル」は全館リニューアルによる稼働率向上も貢献する見通し。
住友不動産<8830>は、都心部にオフィスビルの集中開発に積極注力しており、エリア再開発の一角を占める大型オフィスビル「六本木三丁目計画」は16年3月の竣工を予定している。ビルテナント誘致など、ビル経営支援事業を手掛けるエリアクエスト<8912>にも注目したい。
◆主なオフィス賃貸関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業増益率 株価 PER
ダイビル<8806> ▼7.9 1114 25.9
京阪神ビ<8818> 4.7 748 13.4
住友不<8830> 4.9 4446・5 23.9
エリアクエスト<8912> 82.4 137 20.9
※株価は19日終値(単位:%、円、倍)
4月は大規模ビルの竣工により、1年10カ月ぶりに空室率が上昇(悪化)したが、5月に入りテナントの成約が進んだことで、再び低下しはじめ、都心でのオフィス需要の底堅さがうかがわれる。
5月の同地域のオフィスビル平均賃料は、前月比0.37%増の1万7320円(1坪当たり)と1年5カ月連続で上昇をみせ、直近の底値(2013年12月)から6.9%の上昇となっている。
ダイビル<8806>は、前期末竣工の新ダイビル、昨年12月取得のベトナム・ホーチミン市のオフィスビルが通期で業績に上乗せされる。また、3月取得の秋葉原ダイビル隣地469平方メートルは3年内に再開発着手の予定。
京阪神ビルディング<8818>は、4月取得の東京・渋谷の一棟貸しオフィスビル「代々木公園ビル」が上乗せされる。京都の商業施設など既存の「四条河原町ビル」は全館リニューアルによる稼働率向上も貢献する見通し。
住友不動産<8830>は、都心部にオフィスビルの集中開発に積極注力しており、エリア再開発の一角を占める大型オフィスビル「六本木三丁目計画」は16年3月の竣工を予定している。ビルテナント誘致など、ビル経営支援事業を手掛けるエリアクエスト<8912>にも注目したい。
◆主なオフィス賃貸関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業増益率 株価 PER
ダイビル<8806> ▼7.9 1114 25.9
京阪神ビ<8818> 4.7 748 13.4
住友不<8830> 4.9 4446・5 23.9
エリアクエスト<8912> 82.4 137 20.9
※株価は19日終値(単位:%、円、倍)