原油安を追い風に業績の上振れを期待
ポリエステル繊維の草分けで合成繊維の大手企業。合成繊維の他、樹脂、医薬品・在宅医療機器、IT分野も展開。炭素繊維で世界2位、アラミド繊維、ポリエステルフィルムで世界トップシェア。
2015年3月期の連結業績は、売上高が0.2%増の7861億7100万円、営業利益が116.2%増の390億8600万円、経常利益が113.1%増の423億7800万円と増収増益となりました。当期は構造改革費用として471億円計上したことから当期純利益は80億8600万円の損失となりました。
円安・原油安による原料価格低下に加え、高機能繊維の販売が堅調であったこと、電子材料・化成品等の構造改革効果、そして為替差益の発生が寄与し、営業・経常利益が大幅伸長しました。
自動車関連、インフラ関連、航空機用の旺盛な需要を受け堅調に推移しました。北米シェールガス革命やスマートフォンのさらなる普及、新薬販売と同社の事業は今後も需要の拡大が期待できます。
さらに新事業ではIoT関連、リチウムイオンバッテリーセパレータの拡充、太陽電池関連でのシェア拡大にも注力しています。
2016年3月期月の業績予想は、売上高が4.9%増の8250億円、営業利益が21.5%増の475億円、経常利益が12.1%増の475億円、当期純利益は250億円と大幅増益の見通し。配当は2円増の6円に増配する方針。
通期の為替レートは1ドル=120円、1ユーロ135円、原油価格(Dubai)は通期平均で1バレル=65米ドルを想定しています。
同社の展開する事業は原価に占める原燃料コストの比率が高く、原油価格の動向に大きく左右されます。つまり原油安の恩恵を享受しやすく、コストダウンによる利益率の更なる改善が見込まれるので、業績の上振れも期待できます。
2015年3月期の連結業績は、売上高が0.2%増の7861億7100万円、営業利益が116.2%増の390億8600万円、経常利益が113.1%増の423億7800万円と増収増益となりました。当期は構造改革費用として471億円計上したことから当期純利益は80億8600万円の損失となりました。
円安・原油安による原料価格低下に加え、高機能繊維の販売が堅調であったこと、電子材料・化成品等の構造改革効果、そして為替差益の発生が寄与し、営業・経常利益が大幅伸長しました。
自動車関連、インフラ関連、航空機用の旺盛な需要を受け堅調に推移しました。北米シェールガス革命やスマートフォンのさらなる普及、新薬販売と同社の事業は今後も需要の拡大が期待できます。
さらに新事業ではIoT関連、リチウムイオンバッテリーセパレータの拡充、太陽電池関連でのシェア拡大にも注力しています。
2016年3月期月の業績予想は、売上高が4.9%増の8250億円、営業利益が21.5%増の475億円、経常利益が12.1%増の475億円、当期純利益は250億円と大幅増益の見通し。配当は2円増の6円に増配する方針。
通期の為替レートは1ドル=120円、1ユーロ135円、原油価格(Dubai)は通期平均で1バレル=65米ドルを想定しています。
同社の展開する事業は原価に占める原燃料コストの比率が高く、原油価格の動向に大きく左右されます。つまり原油安の恩恵を享受しやすく、コストダウンによる利益率の更なる改善が見込まれるので、業績の上振れも期待できます。