【買い】ブロードバンドタワー(3776)300円を底にリバウンドするか…?= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2015/06/05 17:24

直近は軟調な推移が続いているが…。

■注目銘柄
ブロードバンドタワー(3776)

■注目理由
東京都千代田区にある、データセンター事業、ブロードバンド配信事業を主な事業とする会社。インターネット総合研究所とアジアグローバルクロッシングの出資により、グローバルセンター・ジャパンとして設立、現在はインターネット総合研究所の持分法適用関連会社である。

中長期経営計画として、2020年6月期に連結売上1000億円達成を目標とする。通過点である2015年においては300億円を目標としている。

平成27年6月期第3四半期(平成26年7月1日~平成27年3月31日)における連結経営成績は、売上高236億円(前年同四半期比+18.9%)、営業利益6億円(同+21.7%)、経常利益6億円(同+17.8%)、四半期純利益1億円(同△25.2%)であった。コンピュータプラットフォーム事業においては、売電を開始した国内の太陽光発電所およびホノルルのデータセンターが売上に貢献、ファッションビジネスプラットフォーム事業においては、大手既存ブランドの売り上げ拡大が業績をけん引し堅調に推移。営業利益減となったのは子会社の株式会社Lyudiaへの先行投資による結果。四半期純利益が減少となった要因は少数株主利益が増加したためとしている。
(出典:平成27年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

上記経営成績に関して、通期計画の連結経常利益8.8億円に対する進捗率は75.2%となり、前年同期の75.7%とほぼ同水準だった。4-6月期の連結経常利益は前年同期比△8.8%の2.1億円に減る見通し。直近3ヶ月の実績である1-3月期の連結経常利益は前年同期比+34.4%の2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.9%から2.4%に改善した。

また、6月4日に、次世代大規模データセンターを2018年度に開設する計画に着手したとも発表しており、材料視されている。

5月下旬から軟調な推移が続いているが、300円付近で1度リバウンドしていることから、キリの良い価格帯で今後買い支えが入ることが期待できる。今後の動向に注目だ。

直近の株価はPER43.5倍、PBR2.71倍、配当利回り0.57%となっている。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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