日精樹脂が続伸、もみ合い上放れ５日・２５日線がＧＣ示現

　日精樹脂工業<6293.T>が続伸、全体軟調相場のなかで上値指向を継続。１１００円近辺のもみ合いを上放れ５日・２５日移動平均線もゴールデンクロスを示現している。「３月末の受注残は８０億円前後と高水準で、タイの水害を契機に特需が発生した１２年１月、２月に匹敵するレベル」（市場関係者）といい、豊富な受注残が業績面で安心感を与え同社株の買いにつながっている。中国スマートフォン市場はこれまでのローエンド機種よりも高価格帯のミドルエンド機種に需要シフトが進んでおり、高付加価値の電子部品需要の拡大に比例して同社の射出成形機への引き合いが旺盛だ。

日精樹脂の株価は１２時４５分現在１１９７円（△３９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）