124円台の値固めなるか、米5月ISM製造業景況指数に注目=外為どっとコム総研 神田卓也
下値堅い
東京市場のドル/円は、124.30円台まで買いが先行するも、実需のドル売りに押された模様で一時123.90円台まで弱含んだ。
それでも、売り一巡後は124.20円台まで値を戻すなど、米国の年内利上げが意識される中でドルの下値は堅かった。
指標良好なら12年半ぶり高値更新も
本日のNY市場で発表される米5月ISM製造業景況指数(23:00)の結果が良好なら、市場の利上げ期待を高める公算が大きく、先週付けた約12年半ぶりの高値(124.455円)の更新が視野に入る。ボリンジャーバンド+2シグマ(20MA)が位置する124.60円台は十分に射程圏内だろう。
123円台後半のサポートにも注目
一方で、もし米5月ISM製造業景況指数が予想に届かない結果となれば123円台の底堅さが改めて問われる事になりそうだ。先週後半にサポートされた123.60円台で下げ止まれば、短期的な上昇基調が崩れる事はないだろう。
配信元: