今夜から明朝の注目材料は?=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2015/05/14 16:54

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は119円台前半で底堅さを見せていましたが、欧州勢の参入と同時にドル売りが活発化し、118.80円台まで弱含んでいます。
こうした流れがNY市場まで続くのか、あるいはどこかで潮目が変わるのか注目されるところです。そのカギを握る注目イベントを確認しておきましょう。

5/14(木)

21:30 カナダ3月新築住宅価格指数
21:30☆ 米4月生産者物価指数
21:30☆ 米週次新規失業保険申請件数
24:00☆ ドラギECB総裁講演
26:00☆ 米財務省30年債(160億ドル)入札
※☆は特に注目の材料

米4月生産者物価指数と米週次新規失業保険申請件数の結果がドル/円の値動きに影響しそうです。事前予想は生産者物価指数が前年比-0.8%(コア指数は同+1.1%)、新規失業保険申請件数が27.3万件となっており、結果次第では118.50円前後のレンジ下限を試す動きに繋がる事になるかもしれません。また、欧米の長期金利が上昇している事から、ドラギECB総裁の発言や米30年債入札の結果にも注目です。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想