ビケンテクノが年初来高値、新規事業などに注力し１６年３月期４３．５％営業増益見込む

　ビケンテクノ<9791.T>が急伸。一時、ストップ高寸前の前日比９９円高の７６９円まで買われ年初来高値を更新した。同社は１２日の取引終了後、１６年３月期の連結業績予想を発表。売上高３００億円（前期比１４．９％増）、営業利益１４億５０００万円（同４３．５％増）、純利益７億円（同５７．３％増）と大幅な増益を見込んでおり、これを好感している。ビルメンテナンス事業ではファシリティマネジメントを活用した提案型営業を推進、サニテーション業務の拡大やＰＦＩ事業等などへの取り組みをさらに強化していく。新たな事業として、ホテル運営、太陽光発電、シンガポール現地法人によるエアコンメンテナンス事業譲受などの展開も予定しており、こうした業容拡大への期待も買い進む要因となっている。

ビケンテクノの株価は１１時９分現在７２６円（△５６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）