クボテックが急反落、記録的なストップ高連発後の乱気流に巻かれる

　クボテック<7709.T>が急反落。きょうは朝方売り気配でスタートして３９９円安の１２６６円とストップ安寸止めまで売り込まれ、その後は材料株特有のボラティリティの高さを発揮して乱高下、一時はプラス圏に引き戻す腰の強さをみせたものの後場終盤は再び投げが加速している。１５日に古河電気工業<5801.T>との協業で進める超電導フライホイール蓄電システムについて、実証機が完成し試運転開始したことを発表、株価はこれを起爆剤に前日まで取引時間中を含めると１０日間連続ストップ高という記録的な上昇波を形成していた。しかし、企業実態からはかけ離れた需給相場の色彩が強く、きょうは大型連休を前に一気にここまでの反動が出た格好。物色資金はデイトレード中心の短期回転売買が主軸でいったん流れが変わると資金の逃げ足も早い。

クボテックの株価は１４時３９分現在１２７１円（▼３９４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）