先行する手術支援ロボット関連銘柄
今月2日、川崎重工業<7012>とシスメックス<6869>が、両社の合弁会社である医療用ロボット開発のメディカロイド(神戸市中央区)への25億円の追加出資と手術支援ロボットの開発計画を発表した。
同計画では、16年度に川重の産業用ロボットをベースに医療用に応用した製品(アプライドロボット)を上市し、19年には手術支援を目的に新開発する製品(手術支援ロボット)を上市するという。これらにより、30年には売上高1000億円を目指す。
現在、手術支援ロボットは、米インテュイティブ・サージカル社(カリフォルニア州)の「ダヴィンチ」が最も有名だ。もともと戦場の兵士を遠隔操作で治療するために開発したもので、00年に内視鏡手術用として米国で承認を受けたことから世界的に普及し、14年現在では世界で3000台超が使用されている。5月下旬には最新版の「ダビンチXi」が日本でも発売される予定だ。
日本でも、前述のメディカロイドのほかに、日立製作所<6501>が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などと共同で脳神経外科の手術支援を行うロボットを開発している。今後も手術支援ロボットの開発は加速するとみられ、関連銘柄には注目が必要だろう。
◆主な手術支援ロボット関連銘柄
銘柄(コード) 取り組み
日立<6501> NEDOなどと共同で脳神経外科の手術支援を行うロボットを開発
東芝<6502> 小型モーターを使って器具の先端で「つかむ」動作を行うロボット医療器具を開発
キーエンス<6861> 医療用器具の3次元センサーなどを開発
デンソー<6902> 信州大学などと共同で脳神経外科分野の手術支援を行うロボットを開発
川重<7012> シスメックス<6869>との合弁会社で手術支援ロボットを開発へ
オリンパス<7733> 東京大学などと共同で胸部外科用インテリジェント手術支援ロボを開発
HOYA<7741> ロボット技術を用いた低侵襲手術支援システム開発のシンガポール企業に出資
同計画では、16年度に川重の産業用ロボットをベースに医療用に応用した製品(アプライドロボット)を上市し、19年には手術支援を目的に新開発する製品(手術支援ロボット)を上市するという。これらにより、30年には売上高1000億円を目指す。
現在、手術支援ロボットは、米インテュイティブ・サージカル社(カリフォルニア州)の「ダヴィンチ」が最も有名だ。もともと戦場の兵士を遠隔操作で治療するために開発したもので、00年に内視鏡手術用として米国で承認を受けたことから世界的に普及し、14年現在では世界で3000台超が使用されている。5月下旬には最新版の「ダビンチXi」が日本でも発売される予定だ。
日本でも、前述のメディカロイドのほかに、日立製作所<6501>が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などと共同で脳神経外科の手術支援を行うロボットを開発している。今後も手術支援ロボットの開発は加速するとみられ、関連銘柄には注目が必要だろう。
◆主な手術支援ロボット関連銘柄
銘柄(コード) 取り組み
日立<6501> NEDOなどと共同で脳神経外科の手術支援を行うロボットを開発
東芝<6502> 小型モーターを使って器具の先端で「つかむ」動作を行うロボット医療器具を開発
キーエンス<6861> 医療用器具の3次元センサーなどを開発
デンソー<6902> 信州大学などと共同で脳神経外科分野の手術支援を行うロボットを開発
川重<7012> シスメックス<6869>との合弁会社で手術支援ロボットを開発へ
オリンパス<7733> 東京大学などと共同で胸部外科用インテリジェント手術支援ロボを開発
HOYA<7741> ロボット技術を用いた低侵襲手術支援システム開発のシンガポール企業に出資