週末プチ断食がブームに、無理なく気軽にダイエット

手ごろなダイエットブームで注目を集めている企業

週末プチ断食がブームの兆しという。休日の方が手軽に実行しやすいというメリットがあるためだ。プチ断食は、酵素ドリンクやダイエット食品で１日の１～２食分を置き換えたり、野菜・果物ジュースを３食分置き換えたり、主食を３食抜くだけでも十分という。食事量をいつもより少なくすることで血糖値の変動を抑えられるので気持ちも安定する。

また、体内の糖質が枯渇することで体脂肪が燃焼されやすくなり、積極的な脂肪燃焼を期待できる。さらに、何も食べない断食を続けるよりも、状況に合わせてリセットをかねた断食をする方がストレスなく習慣化でき、ダイエット以外にも宿便の排泄などデトックス（毒素排出）の効果も期待できる。

明治ホールディングス＜2269＞は、１０日分のダイエット用栄養補助食品のパック商品が好評を得ている。また、健康コーポレーション＜2928＞の主力商品は、１食１４６キロカロリーの「豆乳クッキーダイエット」。２０１５年１月現在で累計４０４３万食を突破しているロングセラーだ。

オエノンホールディングス＜2533＞の酵素医薬品事業は、酒類事業を通じて培ってきた技術をコアテクノロジーとし、酵素・原薬・診断薬・健康食品素材を手掛けている。小林製薬＜4967＞の「野菜と酵素」は、発酵により酵素のパワーが高まる１７種類の野菜と７種類の穀物を配合。また、プチ断食には水分補給は重要で、大塚ホールディングス＜4578＞のポカリスエットや、カゴメ＜2811＞の野菜飲料も欠かせない。

◆主なプチ断食関連銘柄

　銘柄＜コード＞　　　　　　増益率　　　　ＰＥＲ　　　　　　株価

明治ＨＤ＜2269＞　　　　１３．７　　　　３９．１　　　１万４０６０
オエノンＨＤ＜2533＞　　３６．０　　　　２８．４　　　　　　２２７
カゴメ＜2811＞　　　　　５１．８　　　　４６．３　　　　　１８６８
健康コーポ＜2928＞　　　７９．０　　　　６９．８　　　　　１３０５
大塚ＨＤ＜4578＞　　　　　　　―　　　　２６．５　　　　　３９１５
小林製薬＜4967＞　　　　　１．５　　　　２８．２　　　　　８６３０

※大塚ＨＤは決算期変更のため増益率は不表示
　株価は１６日終値（単位：％、倍、円）