博覧会を契機に今後EU輸出の可能性も
5月から、「食」をテーマにイタリアで「ミラノ国際博覧会」が開催される。日本政府もこれを契機に、日本産食品の品質の高さや食文化の豊かさを発信し、輸出の拡大などにつなげる方針だ。
ここで、注目すべき点は、「ふぐ」や和食に欠かせないだしの原料のひとつ「かつお節」などが特例で持ち込めることになったこと。実は、日本産食品のなかには、EUの厳しい現行規則に合致せず日本から持ち込みができない食品があるのだ。そのなかに、ふぐやかつお節が含まれていることは意外と知られていない。
ただし特例というだけに、「日本館行事で消費し、一般に流通させない」など厳しい条件も付けられている。和食をさらに世界で広めるにあたって、ふぐやかつお節が持ち込めないのはネック。ただ、ミラノ国際博覧会をきっかけに、今後輸出ができる可能性も出てくる。現状を農林水産省に聞いた。
「あくまで特例なので期間内だけの措置に変わりはない。しかし企業努力や今回の博覧会で盛り上がれば、ムードが変わる可能性も出てくるかもしれない」(ミラノ国際博覧会チャレンジ本部事務局)という。
いつになるかは不明だが、近い将来、欧州でふぐやかつお節の輸入が認められる日が来る可能性もある。ふぐ料理店には世界への扉が大きく開くかもしれない。かつおだしは、販路拡大のチャンスもみえてくる。
取りあえず要チェック、備えれば憂いなしである。
◆主なふぐ、かつおだし関連銘柄
東京一<3067> 養殖フグ専門店を展開
関門海<3372> 「玄品ふぐ」が主力業態
味の素<2802> 燻し分けた3種類のかつお節を使用した「ほんだし」など
焼津水<2812> 鰹節エキスなど業務用天然調味料メーカー
佐藤食品<2814> 鰹節エキスなど天然調味料大手
アリアケ<2815> 和風だし商品も豊富、世界各国で生産
理ビタミン<4526> 本かつおだしなど無添加「素材力だし」シリーズが人気
ここで、注目すべき点は、「ふぐ」や和食に欠かせないだしの原料のひとつ「かつお節」などが特例で持ち込めることになったこと。実は、日本産食品のなかには、EUの厳しい現行規則に合致せず日本から持ち込みができない食品があるのだ。そのなかに、ふぐやかつお節が含まれていることは意外と知られていない。
ただし特例というだけに、「日本館行事で消費し、一般に流通させない」など厳しい条件も付けられている。和食をさらに世界で広めるにあたって、ふぐやかつお節が持ち込めないのはネック。ただ、ミラノ国際博覧会をきっかけに、今後輸出ができる可能性も出てくる。現状を農林水産省に聞いた。
「あくまで特例なので期間内だけの措置に変わりはない。しかし企業努力や今回の博覧会で盛り上がれば、ムードが変わる可能性も出てくるかもしれない」(ミラノ国際博覧会チャレンジ本部事務局)という。
いつになるかは不明だが、近い将来、欧州でふぐやかつお節の輸入が認められる日が来る可能性もある。ふぐ料理店には世界への扉が大きく開くかもしれない。かつおだしは、販路拡大のチャンスもみえてくる。
取りあえず要チェック、備えれば憂いなしである。
◆主なふぐ、かつおだし関連銘柄
東京一<3067> 養殖フグ専門店を展開
関門海<3372> 「玄品ふぐ」が主力業態
味の素<2802> 燻し分けた3種類のかつお節を使用した「ほんだし」など
焼津水<2812> 鰹節エキスなど業務用天然調味料メーカー
佐藤食品<2814> 鰹節エキスなど天然調味料大手
アリアケ<2815> 和風だし商品も豊富、世界各国で生産
理ビタミン<4526> 本かつおだしなど無添加「素材力だし」シリーズが人気