<動意株・2日>(大引け)=DMG森精機、北電工業、4℃HDなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/04/02 15:38
 DMG森精機<6141.T>=急反発。日本工作機械工業会によれば15年の工作機械の受注額は1兆5500億円とリーマン・ショック前の過去最高額に迫る水準が見込まれており、工作機械メーカーには追い風が強い。そのなか、ドイツの同業態企業(旧ギルデマイスター)の株式を市場外で買い付けることで合意し、直近、3月31日に発表した株式保有比率が50.8%と、当初目標であった過半を占めることに成功したこともあって改めて買いを誘っている。これにより売上高規模で世界最大級の工作機械メーカーとなる。

 北陸電気工業<6989.T>=反発。同社はこの日午後2時に、15年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の430億円から480億円(前の期比12.1%増)へ、営業利益を12億円から8億4000万円(同3倍)へ、純利益を8億円から12億円(同7倍)へ修正した。市場価格の下落を主因に、営業利益は下方修正となるが、情報通信機器向けが好調に推移。加えて円安がさらに進行し、為替差益約11億円を計上することなどから、売上高や純利益は上方修正となる。

 4℃ホールディングス<8008.T>=続伸。5日移動平均線を絡めた大勢上昇波を継続している。インバウンド消費の恩恵を取り込み、消費増税の影響をこなして業績好調、15年2月期は14年2月期に続き2ケタ前後の増益を確保したもよう。銀素材を使用しながらも若年層をターゲットに低価格帯の宝飾品を展開し、収益に反映させている。

 大泉製作所<6618.T>=大幅続伸。同社は1日取引終了後に、盛岡市産学官連携研究センター(コラボMIU)内に研究拠点(エレメント部品事業部技術開発部門分室)を開設したと発表。今後の研究成果などへの期待感が高まるかたちとなっているようだ。コラボMIUは、2007年8月に盛岡市が岩手大学の知的財産と産学官連携ノウハウを活用し、大学の研究成果の企業への技術移転、新規創業支援および研究開発型企業の誘致を促進するため同大学工学部内に建設された。

 ペプチドリーム<4587.T>=急反発。同社は1日取引終了後に、独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」をノバルティス社に非独占的ライセンス供与すると発表。業績への寄与などが期待されているようだ。同社はライセンス契約に伴い、契約一時金を段階的に分けて受け取るほか、その後の技術導入開発の進捗に応じてあらかじめ設定しているマイルストーンの達成によりマイルストーンフィーを受け取る。また、PDPSによる創製された各化合物が市販された場合、当該医薬品の売上高に応じたロイヤルティーを受け取ることになる。

 アニコム ホールディングス<8715.T>=4日続伸。ペットを家族の一員として考える「コンパニオンアニマル化」が巷間浸透するなか、ペット保険市場の急成長が同社の収益の伸びに反映されている。15年3月期は前期比68%増の12億3200万円を会社側では予想しているが上振れて着地する可能性も。また、直近IPO銘柄でイヌ・ネコ向け高度医療を専門で行う日本動物高度医療センター<6039.T>が公開価格1130円に対し1630円で初値を形成した後、セカンダリーでも物色人気となり、時価は3000円を上回る水準まで上値を伸ばしており、これもコンパニオンアニマル化を象徴する動きで、アニコムHDの株価にも大きく影響を与えている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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