大塚家具案件など議決権行使関係のニーズにこたえるプロフェッショナル企業

著者:木村佳子
投稿:2015/03/23 08:41

IRジャパン<6035>の主軸事業、議決権行使、調査などの成長性に期待

大塚家具では親子が経営権を争い、株主の議決権行使に注目が集まっていますが、創業社長の高齢化に伴い、後継者との間で今後もこうした案件は増えるのではないでしょうか。

おりしも、わが国ではオリンピックを契機にイギリスでも見られたように外資導入のためのインフラ整備を充実させようとしているところです。
現在、オリンピック開催を受けて都内不動産価格は上昇しているものの、不動産関係者の間では、「オリンピックが終わったら熱はいったん収束、変化するはず。今は強気の外資も他の成長国に乗り換える可能性もあり、どうなるかわからない」との見方があり、アフターオリンピックへの備えを検討する動きもあるようです。
すると株価もどうなるかわかりません。アベノミクスで始まった株高加速も安倍首相が最長、政権を担当できたとして任期は2018年8月で終わるため、アベノミクス相場もさすがにどこかで収束しそうです。
そこをTPP推進の観点から外資が日本株式の取得に動き出し、M&Aが加速したり、経営の文脈に異論を提案したり、アクティビスト(モノ言う株主)が経営の効率化を促進したりという事態は十分に考えられます。

さて、そんな時代には同社のSR(株主情報)を伴ったコンサルティングは大いにニーズが高まりそうです。株主はどんな人たちで、議決権行使はどうなりそうか、企業経営には欠かせないリスク管理ですね。

ちなみに大塚家具でも同社がコンサルティング。

2月に単独株式移転をして再上場し、本社を青山から霞ヶ関に移転。業績は順調に推移しています。
3月末に配当権利。

金曜引値は872円。
買い目標は850円前後。
中~長期で四桁乗せを期待したいところですが、今週900円台があれば短期での利益確定も。

出来高が少ないので、株価が急展開してもあおられず、じっくり妥当価格で買いたいですね。高く買えば手放す先発組の利益確定の足場にされてしまいますので、冷静に買いタイミングを見極めましょうね。



配信元: 達人の予想

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