<動意株・17日>(大引け)=カネカ、ローム、デジアーツなど
カネカ<4118.T>=後場一段高。15年3月期は利益横ばい見通しながら、16年3月期はスマートフォンの世界的な普及加速を受け、液晶フィルムなど電子材料が収益を牽引し急伸長が見込まれており、来期の業績変化に期待した買いを呼び込んでいる。苦戦中の太陽光発電事業でも新展開材料を内包。太陽光の電気変換効率が世界最高の太陽光発電技術を開発したことが伝えられ、量産体制確立に期待が高まっている。
ローム<6963.T>=4連騰で新値追い。全体好地合いに足並みを合わせ上昇加速、前日比400円高の8670円まで上値を伸ばした。同社の2月の売上高は前月比で小幅マイナスとなったもようだが、一時的な現象として株価面では織り込みが進んでおり、車載向けや産業機械向けの好調持続に加え、家電用の回復など明るい材料もみられる。16日付で立花証券が同社のレーティングを「強気」継続でフォローしていることも追い風となった。
デジタルアーツ<2326.T>=急反発。きょう付の日本経済新聞で、「16年1月に始まる税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度を巡り、IT各社によるシステムなどの受注合戦が白熱している」と報じられ、そのなかで同社が取り上げられていることを好材料視した買いが入っているもよう。記事では同社が、番号が記載されたファイルを暗号化し、流出してもネット経由でファイルを削除できるソフトを提供することが紹介され、16年3月期に2億円の売り上げを見込むとしている。マイナンバー制度導入に伴う特需への期待感から買いが集中しているようだ。
東京製鉄<5423.T>=大幅高で3日続伸。同社は16年3月期に、生産体制再編が営業利益を17億円強押し上げる要因になりそうだと17日付の日本経済新聞が報じた。岡山工場で手掛ける一部製品の生産を休止し4月から田原工場に集約する計画にあり、経営構造改革による利益体質改善に期待する買いが集まっている。
丸三証券<8613.T>=ストップ高。同社は16日取引終了後に、未定としていた15年3月期末配当について、普通配30円と特別配40円をあわせた計70円(前期は25円)にすると発表。また、17年3月期まで毎年、普通配当に加えて40円の期末特別配当を実施する方針を打ち出しており、評価材料となっているようだ。なお、今期の年間配当は中間配15円(前期は30円)とあわせて85円(同55円)となる。
明豊エンタープライズ<8927.T>=急伸。同社は16日取引終了後、15年7月期第2四半期累計(14年8月~15年1月)の連結決算を発表。売上高は20億1400万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は1億300万円(同2.1倍)、最終利益は6000万円(同17.0%減)だった。主力事業である不動産販売事業で第3四半期以降に販売を予定していた案件を繰り上げ販売したことから、売り上げが会社側の想定を上回ったほか、一般管理費の圧縮効果も寄与して営業利益も前回予想に大きく上振れしての着地となった。これを手掛かり材料に短期資金の攻勢が強まっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
ローム<6963.T>=4連騰で新値追い。全体好地合いに足並みを合わせ上昇加速、前日比400円高の8670円まで上値を伸ばした。同社の2月の売上高は前月比で小幅マイナスとなったもようだが、一時的な現象として株価面では織り込みが進んでおり、車載向けや産業機械向けの好調持続に加え、家電用の回復など明るい材料もみられる。16日付で立花証券が同社のレーティングを「強気」継続でフォローしていることも追い風となった。
デジタルアーツ<2326.T>=急反発。きょう付の日本経済新聞で、「16年1月に始まる税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度を巡り、IT各社によるシステムなどの受注合戦が白熱している」と報じられ、そのなかで同社が取り上げられていることを好材料視した買いが入っているもよう。記事では同社が、番号が記載されたファイルを暗号化し、流出してもネット経由でファイルを削除できるソフトを提供することが紹介され、16年3月期に2億円の売り上げを見込むとしている。マイナンバー制度導入に伴う特需への期待感から買いが集中しているようだ。
東京製鉄<5423.T>=大幅高で3日続伸。同社は16年3月期に、生産体制再編が営業利益を17億円強押し上げる要因になりそうだと17日付の日本経済新聞が報じた。岡山工場で手掛ける一部製品の生産を休止し4月から田原工場に集約する計画にあり、経営構造改革による利益体質改善に期待する買いが集まっている。
丸三証券<8613.T>=ストップ高。同社は16日取引終了後に、未定としていた15年3月期末配当について、普通配30円と特別配40円をあわせた計70円(前期は25円)にすると発表。また、17年3月期まで毎年、普通配当に加えて40円の期末特別配当を実施する方針を打ち出しており、評価材料となっているようだ。なお、今期の年間配当は中間配15円(前期は30円)とあわせて85円(同55円)となる。
明豊エンタープライズ<8927.T>=急伸。同社は16日取引終了後、15年7月期第2四半期累計(14年8月~15年1月)の連結決算を発表。売上高は20億1400万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は1億300万円(同2.1倍)、最終利益は6000万円(同17.0%減)だった。主力事業である不動産販売事業で第3四半期以降に販売を予定していた案件を繰り上げ販売したことから、売り上げが会社側の想定を上回ったほか、一般管理費の圧縮効果も寄与して営業利益も前回予想に大きく上振れしての着地となった。これを手掛かり材料に短期資金の攻勢が強まっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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