【買い】トレジャー・ファクトリー(3093)：コスト良く抑えられ、利益率大きく伸びている=戸松信博

コスト良く抑えられ、利益率大きく伸びている

同社は家電、家具、雑貨などの総合リサイクル店を展開している企業です。

足もとの業績が好調です。2015年2月期第1-3四半期までの業績は売上が16.8％増の78億300万円営業利益が42.0％増の7億7100万円、経常利益が41.7％増の7億9200万円、純利益が40.2％増の4億4100万円。

損益計算書を確認すると粗利益段階では17.2％増の利益の伸びにしかなっていませんが、売上が伸びている割に販売費及び一般管理費が13.8％増としかなっておらず、この結果営業利益が大きく伸びています。既存店売上が8.2％増となっていることに加え、最大のコストである人件費が良く抑えられている印象です。

通期の業績予想を見ると売上が14.5％増の104億4900万円、営業利益が25.1％増の8億8800万円、経常利益が24.9％増の9億1200万円、純利益が22.0％増の5億900万円となっています。第3四半期の進捗率を見れば上方修正が期待できると思います。

なお、自己資本比率は58.5％、今期ROEは20％近くに達するのではないかと予想され、財務内容、収益力共に合格点だと思います。