<話題の焦点>=ビジネスホテル関連に注目、訪日客急増で活躍期待高まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/02/24 12:14
 うなぎ上りの訪日外国人に、企業はあの手この手でインバウンド需要を取り込もうと必死だ。日本政府観光局によると、2014年に訪日した外国人旅行者は1341万3600人(前年比29.4%)と過去最高。20年の東京五輪開催に向けて、政府が打ち立てる2000万人の高みを着実に歩んでいる。18日には、1月の訪日客数が前年同月比29.1%増の121万8000人と発表、訪日客の拡大を見せつける格好となった。

 課題は、現在の約1.5倍となる2000万人の宿泊施設の確保で、大きな懸念材料のひとつだ。ただ、この拡大する訪日客需要を狙って東京はホテルの開業ラッシュ。国内大手のみならず、外資系ホテルも続々進出、まさに“東京ホテル戦争”といった様相にある。とはいえ、世間で話題に上るのは高級ホテルばかり。しかし、訪日客は当然のことながら富裕層ばかりではない。リーズナブルな宿泊施設が求められるなか、いまビジネスホテルに関心が集まる。

 ビジネスホテルでは、「ドーミーイン」ブランドで展開急の共立メンテナンス<9616.T>がここ注目を集めていたが、出店攻勢を掛ける常和ホールディングス<3258.T>や、食品卸のユアサ・フナショク<8006.T>も東京を中心にパールホテルズグループを展開しており目が離せない。また、スポーツクラブの東祥<8920.T>は、名古屋市など地元愛知県でビジネスホテルも運営、リニア新幹線関連という切り口でも妙味がありそうだ。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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