コープケミと片倉チッカリンはともに売り先行、10月メドに合併と発表も利益確定売り

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/02/18 09:33
 片倉チッカリン<4031.T>コープケミカル<4003.T>がともに売り先行の展開となっている。17日の取引終了後、10月1日をメドに合併することで基本合意したと発表したが、前日に大幅高した反動から、両社ともにこの日は朝方から売りが先行したようだ。果樹・園芸用有機複合肥料を得意とする片倉チッカリンと米麦向け化学肥料を得意とするコープケミが合併することで、ほぼ全ての営農類型をカバーする日本最大の肥料会社が誕生することになる。ただ、合併は片倉チッカリンを存続会社、コープケミを消滅会社として行われ、コープケミは9月28日付で上場廃止となる予定であることからコープケミの売りがかさんでいる。
 また、合併に先立ち両社ではそれぞれ第三者割当増資の実施を発表した。片倉チッカリンは丸紅<8002.T>に対して480万株の新株を発行し、手取り概算で13億1860万円を調達する予定で、大分駅南側土地の開発費用および事業基盤強化費用の一部に充当する予定。一方、コープケミは全国農業協同組合連合会(全農)などに対して3325万株の新株を発行し、手取り概算で35億3775万円を調達する予定で、短期および長期借入金の返済資金に充当するとしている。

片倉チッカリンの株価は9時27分現在317円(▼3円)
コープケミの株価は9時27分現在111円(▼31円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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