パラベッドが急反落、１５年３月期営業利益１００億円への下方修正を嫌気

　パラマウントベッドホールディングス＜7817.T＞が急反落。同社は４日の取引終了後、今１５年３月期の通期連結業績予想の修正を発表。売上高は従来予想の７５０億円（前期比３．０％増）で据え置いたが、営業利益を１２０億円から１００億円（同１３．４％減）へ、純利益を７４億円から６８億円（同７．９％減）へ下方修正したことを嫌気している。昨年４月の診療報酬改定と消費増税などによる医療施設の収益の変化や、消費増税前の駆け込み需要の反動の長期化などの影響を受けている。
　同社は同時に株主優待制度の拡充を発表している。現行では保有期間にかかわらず所有株数に応じたクオカードを贈呈しているが、長期保有の株主を優遇したものに変更。現行は１００株以上５００株未満で１０００円分、５００株以上１０００株未満で３０００円分、１０００株以上で５０００円分のクオカードを贈呈しているが、今後は３年以上保有の株主に対しては１００株以上５００株未満で２０００円、５００株以上１０００株未満で５０００円、１０００株以上で７０００円分のクオカードを贈呈する。３年未満保有の株主に対してはこれまで通りの優待内容となる。

パラベッドの株価は１０時４１分現在３１４０円（▼２００円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）