船井電機が急落、第３四半期大幅増益も通期計画据え置きを嫌気

　船井電機<6839.T>が大幅安で４日続落し、１１時時点で東証１部の値下がり率３位となっている。２日の取引終了後に発表した第３四半期累計（４～１２月）連結決算は、売上高１７３５億６９００万円（前年同期比６．４％減）、営業利益１３億９２００万円（同３．２倍）、純利益３９億４０００万円（同２．３倍）と大幅増益となったが、１５年３月期通期業績予想は売上高２０３０億円（前期比１３．３％減）、営業利益５億円（前期５４億６５００万円の赤字）、純利益９億円（同６７億４５００万円の赤字）を据え置いており、営業利益７億円強を見込む市場予想を下回っていることが嫌気されているようだ。
　なお、第３四半期累計業績は、液晶テレビやＤＶＤ関連製品などの売り上げが減少し減収を余儀なくされたが、在庫管理の徹底やオーディオアクセサリーの売れ筋商品への品目数絞り込みによる効率化などに取り組んだことが寄与した。

船井電機の株価は１１時００分現在１２８２円（▼１２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）