【買い】沖電線(5815) ロボットケーブルが好調、進捗率は90%

著者:小野山功
投稿:2015/02/02 08:44

昨年7月の急騰から半年経過し、信用の返済売りは一巡

-------------------------------------------------------
*2月4日追記

関連会社で、同社の主要取引先である沖電気工業(6703)が、15年3月期通期業績の上方修正と増配を発表し、4日に7.3%高と急伸しました。

主力のATM事業が中国を中心に好調とのことですので、通信機器向けの伸びも期待できそうです。

-------------------------------------------------------
■注目銘柄
沖電線(5815)

沖電気工業(6703)の電線製造部門が独立分離。通信・電力向けの銅電線は低調ですが、ロボットケーブルが好調です。

同社は先週1月28日に、15年3月期 第3四半期(14年4月~12月)業績の発表を行いました。

営業利益は前年比およそ2倍の464百万円とすこぶる好調。今回15年3月期の通期業績は修正していませんが、進捗率が90%高く、会社計画を上回る公算が大きいといえます。

同社はロボットの激しい動きに対応した「FAロボットケーブル」を製造しており、産業用ロボット大手のファナック(6954)に納入しているとみられます。

市場ではロボット関連としての知名度は低いものの、産業用ロボットや内視鏡など、専門性の高い市場へ進出しており、電線という社名からは想像できませんが、高い成長性が魅力です。

昨年7月8日に電柱の地中電線化への思惑から物色を集め、動意づいた経緯がありますが、すでに6か月あまり経過したことから、信用の売りは一巡したものと考えられます。

決算発表を終え買い安心感もあることから、需給改善によるリバウンドを期待しましょう。

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
5815
3,640.0
(03/27)
0.0
(---)