日本化は大幅続伸で新高値、15連騰時の頂点上回る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/12/29 10:30
 日本化学工業<4092.T>が大幅続伸で12月2日の年初来高値を払拭し新高値。同社株は11月11日から12月2日にかけて破竹の15連騰を記録、この間の上昇率は96%と株価はほぼ倍化したが、時価はその時の水準を上回ってきた。15年3月期の営業利益は化学品事業の合理化努力が奏功し前期比51.2%増の13億円見通しと従来予想から大きく上方修正されている。東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う海洋汚染が問題視されているが、放射性セシウムや放射性ストロンチウムを同時に除去できる吸着剤「ピュアセラム」の開発に成功していることから除染関連として注目されている。また、P-キラルホスフィン配位子の金錯体を用いた抗がん剤開発に着手し、中国で2018年の医薬品登録を目指す構えにあるなどバイオ分野でも強力な手掛かり材料を内包している。

日本化の株価は10時29分現在324円(△14円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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