２４日の株式相場見通し＝ＮＹダウ１万８０００ドル乗せや円安を好感し続伸

　２４日の東京株式市場は、前日の米株式市場でＮＹダウ平均株価が５日続伸で初めて１万８０００円の大台に乗せてきたことや、外国為替市場で１ドル＝１２０円台へと円安・ドル高が進行していることを買い支援材料に、続伸のスタートとなりそうだ。
　シカゴ市場の日経平均株価先物１５年３月物（円建て）の２３日の清算値は、大阪取引所の２２日清算値を２５０円上回る１万７８５０円となっている。
　２３日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比６４ドル高の１万８０２４ドルと５日続伸し、初めて１万８０００ドルの大台に乗せた。スダック総合指数は、同１６ポイント安の４７６５と５日ぶりに反落した。米商務省が２３日に発表した７～９月の米実質国内総生産（ＧＤＰ）確定値が、季節調整済みで年率５．０％増と、改定値に比べ１．１ポイント上方修正され、市場予想の４．２％程度を上回ったことで、米景気の先行き回復期待が一段と高まった。
　２４日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１２０円７０銭台と、２２日夕刻時点と比べて１円程度の大幅な円安・ドル高水準となっている。
　日程面では、綿半ホールディングス<3199.T>が東証２部へ、ヨシックス<3221.T>がジャスダック市場に、データセクション<3905.T>がマザーズ市場へそれぞれ新規上場する。このほかに、特別国会召集（２６日まで）、７～９月期の海外現地法人四半期調査、１１月の乗用車８社の生産・輸出実績、気象庁の３カ月予報に注目。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）