７４０社が出展、きょうから「エコプロダクツ２０１４」

来場者見込数、約１７万５０００人

１１日から１３日までの３日間、東京ビッグサイトで国内最大級の環境イベント「エコプロダクツ２０１４」が開催される。１６回目となる今年は自動車や家電、化学や紙などの素材、エネルギー、日用品や流通まで、幅広い業種から日本を代表する先端企業約７４０社が出展。来場は約１７万５０００人を見込む。

　開催テーマは「見つけよう！未来をかえるエコの知恵」で、エネルギーについての展示ゾーン「エネルギーイノベーション２０１４」、地域の環境企業や自治体を紹介する「ニッポン・エコビジネス」などエリアを拡充。都市での環境負荷が低く災害に強い「炭素・分散型エネルギー」についてや、環境対応商材、資源やエネルギー活用など、ビジネス化に向けた自治体の施策を紹介する。

　さらに、住まいの防災について「風をおこす風車の家」をモチーフに、専門家が「防災」「環境」「エネルギー」「インテリア」などの要素をバランスよく取り入れた災害に負けない家づくりを提案。環境やエネルギーの最新動向について講演も行う。

◆「エコプロダクツ２０１４」主な出展企業

銘柄＜コード＞　　　　　出展内容

東レ＜3402＞　　　　　軽量化素材の炭素繊維複合材料のほか、水処理膜、バイオマス由来製品などの先端材料
日本紙＜3863＞　　　　木をベースにした総合バイオマス企業として、紙・ケミカル製品、建材、エネルギー、リサイクル技術など
三菱ケミＨＤ＜4188＞　リチウムイオン電池、太陽電池、炭素繊維など省エネ・温暖化対策に貢献する炭素活用製品・材料・技術
昭電線ＨＤ＜5805＞　　超電導、非接触給電、太陽光発電、免震の４つのテーマでデモ展示も
東芝＜6502＞　　　　　超臨界ＣＯ２サイクル発電システム、人工光合成、ストレージクラウドアレイサービス、ヒートポンプなど
ＩＨＩ＜7013＞　　　　排気ガスでＣＯ２排出量を削減する自動車用ターボチャージャー、小型バイナリー発電装置など
三菱自＜7211＞　　　　自分で発電する電気自動車「アウトランダーＰＨＥＶ」と電気自動車「ｉ－ＭｉＥＶ」、給電シーンのイメージ展示