<私の相場観>=光世証券・執行役員 西川 雅博氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/12/05 14:03
 衆院選で自民党圧勝の事前予想が報じられ、市場には安心感が広がっている。追加緩和策後の急騰相場による高値警戒も、払拭されつつあるようだ。日本株は年末・年始に向けさらに高値を追う環境が整うと見ており、日経平均はリーマン・ショック前の高値1万8261円をクリアしていくと予想する。

 4日のECB理事会で追加緩和策の導入が見送られたものの、世界的なリスクオン状況に大きな変化はない。ドル円相場は120円に達し、輸出企業を中心に業績のさらなる上振れが期待出来る情勢だ。一方で原油価格の下落基調が続き、マクロ面で円安デメリットを薄める効果も出てこよう。来年の株式相場を占う上で、アベノミクスの成果が企業業績の向上だけでなく、雇用、賃金、個人消費などマクロ経済にも及んでいくかが重要な視点となる。さらに基盤強固な安定政権が誕生するなら、構造問題に対し有効な政策が打ち出される期待が高まる。株価にはそれがまだ十分に織り込まれていないと考える。空運株とミネベア<6479.T>ジャパン・ホテル・リート投資法人<8985.T>に注目。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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