不二電機が続伸、期末に記念配当実施を好感、第３四半期累計営業益２．８％増も

　不二電機工業<6654.T>が続伸。４日の取引終了後、９月１１日に東証１部銘柄に指定されたことに伴い、１５年１月期末に３円の記念配当を行い、期末配当を１６円５０銭にすると発表しており、これが好感されている。中間配当と合わせた年間配当は３０円（従来予想２７円、前期２８円）を予定している。
　同時に発表した第３四半期累計（２～１０月）単独決算は、売上高２７億８８００万円（前年同期比４．４％増）、営業利益３億７９００万円（同２．８％増）、純利益２億３０００万円（同４．４％増）となった。前年好調だった海外の変電設備向け落下式故障表示器は減少したものの、太陽光発電向け遮断端子台が急増したほか、国内外のカムスイッチや遮断器用補助スイッチなどが好調に推移し、人件費の増加を吸収した。なお、１５年１月期通期業績予想は売上高４０億円（前期比１２．４％増）、営業利益５億４０００万円（同２４．６％増）、純利益３億３０００万円（同２３．３％増）の従来予想を据え置いている。

不二電機の株価は９時５分現在１５４０円（△２５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）